人間の体は、目で物を見て、体が反応して動くまで約0.3秒かかり、
それは、オリンピック選手であろうが、一般人だろうがあまり変わらないと言われています。
何かの本、漫画にも書いてありましたが、0.3秒を切る攻撃は必ずあたる
と言う事になります。
ですが、自分の蹴りのスピードを動画編集ソフトで測定した所、足が地面から離れて相手の胴に蹴りが当たるまで0.13秒でした。
正確な値ではないと思いますが、これに初動作(蹴りを出す前の溜め)をあわせても0.23秒。
私の蹴りでこのスピードですから、ボクシングのジャブなどはもっともっと速いと思います。
(動画はカウンターの蹴りなので、攻めていく蹴りのスピードは異なります。)
で、これが確実に当たらないんですよね。
ここからは私の考えによるものですが
当たらない理由は「予測出来ている」から。
今から右足で中段を狙うぞ。
と言われて0.3秒以内のスピードでの攻撃を出しても、強い選手には当たらないと思います。
0.3秒を切る動きに対応できないのは、不意にボールが飛んできたりなど、予測を超えた動きに対して。
テコンドーの試合で一例を出すと、勢い余って顔面パンチを出してしまう光景を何度か見たことがあるのですが、ぼほ全てと言っていいほど当たっていました。
テコンドーのルールでは顔面パンチは反則なので、予測する必要もないといえばないのですが、予測出来ない攻撃は当たりやすい。
という事は言えると思います。
という所で、それを利用すると
スピードがない選手でも相手の予想を超えるモーション、角度から攻撃すると、格上の相手にも通用する可能性は十分にあります。
素人、他武道の方の変則的な動きが他の武道上級者に通じるときがあるような。
また、子供、女性や身体能力に自信がない選手でも相手の動きを予測する力を養えば、大抵の攻撃をかわす事も可能になると思います。
内の道場でもその辺り、教えて使えるレベルの子ぼちぼち育ってきました!
これから楽しみです。
本日の息子(綾崇 あやたか)
最近、水疱瘡から復活!
久しぶりに大阪にやってきたファン君と対峙している図です
本日の師範動画
上段後ろ回し蹴り、スロー再生Verです。軸足を軽く浮かす事により、威力は落ちますがスピードは上がります。